北前書店について

About

先人の熱を、物語の帆に。

北前書店は、富山の歴史と産業、そこに生きた人びとの物語を全国へ届ける出版レーベルです。

名前の由来

江戸から明治にかけて、日本海を舞台に活躍した北前船。ただ荷を運ぶだけの船ではありませんでした。船主みずから品物を仕入れ、寄港地ごとの相場を読み、己の才覚ひとつで商いを組み立てる——「動く商社」ともいうべき存在でした。

富山の売薬、昆布の道、北の海を渡った商人たち。この地の産業と気風は、北前船とともに育ちました。わたしたちは、その気性を受け継ぎたいと考えています。富山に眠る物語を自らの足で掘り起こし、一冊の本に仕立て、全国の読者のもとへ運ぶ。いわば「本の廻船」です。レーベル名には、その決意を込めました。

わたしたちがつくる本

富山には、まだ十分に語られていない物語が眠っています。東京で道を拓いた実業家たちと、その傍らにいた家族。千三百年前、この地で歌を詠んだ万葉の歌人。海と山とともに生きた、名も残らぬ人びと。

北前書店は、史料に丁寧に取材しながら、現代の読者の心を揺さぶる物語としてそれらを描き直します。研究書ではなく、物語として。郷土の内輪の記録ではなく、故郷を持つすべての人に届く本として。

Custom Book——あなたの物語も、本に

企業の周年誌、団体の記念誌、個人の自分史。北前書店は、小説の制作で培った「物語る力」で、オーダーメイドの本づくりもお手伝いしています。年表と写真を並べるだけの記念誌ではなく、読み物として面白い一冊を。詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。